生涯に渡り、フッ化物の力を借りましょう
- 2025年11月24日
「新語・流行語大賞ノミネート30語」に 「二季」が選ばれました。夏の期間が長くなり、日本が四季から二季になりつつあるといわれています。ついこの前までクーラーをつけていたのに、今は暖房を使っています。窓を開け、心地よい風を感じられる季節が短いのは寂しく残念です。 院長の岡です。
フッ化物が、健全な歯のむし歯予防に有効ないことは、皆さんご存じだと思います。しかし、今あるむし歯を進行させない効果があることは、あまり知られていません。「フッ素は子どもに使うもの」ではありません。幾つになってもむし歯になるリスクはあるのです。年齢を重ねるにつれて、むし歯予防に大切な唾液の量は減少します。子どもだけでなく「フッ素は生涯にわたり使うもの」なのです。
フッ化物濃度1,450ppmの歯磨剤を使うだけでも効果はあります。さらに、フッ化物配合洗口剤を併用することで、初期のむし歯は回復されます(写真は、おか歯科医院にあるフッ化物配合洗口液です)。
ただし、歯のみがき方が大切で「イエテボリ法」が推奨されています。。簡単に言いますと、歯ブラシに2㎝の歯磨剤を付けて(成人の場合)、2分間歯みがきし、歯磨剤を吐き出さずに10ml(ペットボトルのキャップ一杯分)の水で30秒間ブクブクしてから吐き出します。吐き出した後にうがいはしない。「洗口は一度だけ」ということです。
最初は歯みがきの後しっかりとゆすがないことに抵抗あるでしょうが、大切なのは、歯をみがいた後に、多くのフッ素が口の中にが残っているかということです。
フッ化物の力を借りて、生涯に渡りむし歯の予防と進行を防ぎましょう。





